先日、ジャパレン金沢でTRPG「迷宮キングダム」を遊んできましたので、その備忘録を兼ねて簡易リプレイを書きました。
PCは「天に唾吐くサファイア」(28歳)
クラス:国王
ジョブ:召喚師
才覚5、魅力1、探索4、武勇1と、探索にしか役に立たない感じの能力値。
本当は魅力0にする気満々だったのだけれど、召喚師のジョブボーナスで魅力が1になるという痛恨のミス。
他PCは騎士で盗賊の「口から先に生まれたエリート」(5歳)、神官で医者の「湯上りは親でも惚れるスピーチカ」(48歳)。
……アタッカーとヒーラーがいて安定だね!
さて、シナリオ本編をPC視点で振り返り。
*****
舞台はそこそこ豊かな国土と、神殿、そしてなぜか給湯室を持つ国・東災厄首長国。
先々代の国王の娘である私・サファイアは、兄ばっかり可愛がって自分を冷遇していた上、隠し財産を残して失踪した父親をいつかブチのめすことを心に誓っている、やさぐれ王女である。
ある日、現国王(親戚のおじさん)から、兄のケイと共に宮廷に呼び出しを受ける。そろそろ隠居したいからどっちかに王位を譲るという。
おじさんは騎士のエリートと神官のスピーチカが持ってきた魔剣の封印をいきなり解く。魔剣は南の方に飛び立った。……王宮の壁を突き破って。
おい、何してくれてんだ。
王「あの魔剣を持って帰ってきた方を次の国王にする」
あーはいはい、そういうのね。
東災厄首長国の王位継承を巡り、二人の王位継承者が魔剣争奪戦を繰り広げる――かと思えたのだが……
兄はあっさり権利の放棄を宣言。任せたと言い切って帰っていった。ボンクラめ。
やる気のない兄と考えナシに王宮の壁を破壊した国王にマジギレしつつ、その場にいたショタ(エリート)と風呂覗き魔(スピーチカ)をとりあえずパーティに加えてみる。
エ「魔剣は僕のものだー」
…………。先行き不安すぎる。
【王宮フェイズ】
とりあえず配下を20名ほど南の迷宮に派遣してみる。
ちなみにエリートは散歩に、スピーチカは風呂に行った。仕事しろ。
探索極振りだったおかげで、ダイスは全て成功。配下は誰も欠けることなく無事に情報を持ち帰ってきた。
……この人たち、もしかしてランドメーカーより優秀なんじゃない?
話によると、どうやら南の迷宮は3つの部屋から成り立っているようである。罠の数とかも把握してくれた。安心して突撃しよう。武勇ないけどな!
スピーチカは風呂で覗きを成功させていた。ああ、うん、よかったね。
報告を聞いてから町を歩いていたら、風呂上がりのエリートに会った。配下から差し入れられたお菓子を強奪して食べ始めた。別に、一言言ってくれればあげたのに……軽く口論になる。
やっぱり子供は子供なのか……。
【迷宮に挑む】
道中は何事もなく過ぎ、迷宮の入り口に着いた。森っぽい場所である。
第一の部屋に入ると、スライムと大喰らいが襲い掛かってきた。
数が多いので、これ、よく考えると私も前衛しなきゃだめだった……だんびら重いんだけど……。
武勇が低いなりに、露払いは頑張ってみる。いつもよりは頑張った。
エリートがスライムにやたら重い一撃をもらったりしていたが、何とか敵を撃破する。
二つ目の部屋に向かう最中、思い切り道に迷う。ついでに腹減りダメももらう。お弁当ケチらなければよかった……。
ようやく着いた部屋はトラップ部屋だったが、探索その他で解除。遅くなったがお弁当を食べる。
さっきの失敗を踏まえて、道中のトラップをしっかり確認。落とし穴があった。危ない危ない。普通に避ける。
最後の部屋に到着する。
子鬼が10匹と赤ずきんが4匹。
なぜか魔剣を崇め奉って、魔剣の周りでマイムマイムしていた。はい、戦闘ですね分かります。
……ところでなぜ魔剣が襲い掛かってくる気満々なの?何してくれてるの?
鬼と聞いてエリートはやる気である。前住んでた国を鬼族に滅ぼされたって言ってたからな。
しかし赤ずきんの遠距離面倒だなぁ、スピーチカどうしよう。
とりあえず子鬼は1ダメで倒せるからと、全員で露払いに挑む。
が、回復役とメインアタッカーがすごい速度でダメージを受ける。なぜだ。私はほぼ無傷なのに。
とりあえず回復役を退避させて、ひたすら希望でヒールをかける作業に。
「王気」スキルを活用して、民の声で武勇を水増しし、エリートを手伝う。相変わらず私には攻撃は当たらないが、エリートは喰らいまくる。なぜだ。
子鬼と赤ずきんを何とか倒しきる。
……流石にアタッカーでもない私が魔剣と戦うのは無理なので、エリートと魔剣のタイマンになる。
スピーチカと一緒に応援に回る。
鬼気迫る攻撃で魔剣を2ターンで撃破する。静かになったので、魔剣を手に取ろうとすると……
エ「魔剣は僕のものだー!」
ス「いいや私のものだー!」
裏切りおったーッ!?
国王になるモチベーションは対して高くなかったが、ここに来て私は思った。
こいつらなんかに国王になられたら、ウチの国が滅ぶ!!
今までで一番必死だったかもしれない。残っていたなけなしの民の声を全部つぎ込んで、運命の際を振る。
果たして。
……ぎりぎり、一歩間に合って、魔剣は私の手に。
そして、私は東災厄首長国の国王に。
先の迷宮でゲットしたレアアイテムが、玉璽だったのも何かの縁だろう、しっかり国を治めて、父親が帰ってきた暁には、肉体的にも精神的にもぶちのめそうじゃないか。
国王に即位する際のゴタゴタで、例の土壇場での裏切り行為はうやむやにされてしまったのが、唯一の気がかりだが――
To be continued...?
*****
うん、楽しかったです。
最後の魔剣の持ち主を決めるダイスは、PL同士のダイスでガチバトル。
最も高い能力値+2D6+スキルなどの補正-魔剣からの距離(1マスにつき-1ポイント) で競いました。
実はエリートと同値だったのですが、そこはクラス:国王補正で勝利の判定。危なかった……。
迷宮キングダムはキャンペーン向きというか、キャンペーン前提みたいなところがあるので、また同じメンバーで遊んでみたいですねー。
遊んでいただいたPLのみなさん、GMをしてくれたYさん、ありがとうございました!
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